野球ブログ

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【阪神 5−1 ヤクルト】才木が今季初勝利!松山でリベンジ果たす阪神タイガース観戦記 2025.4.15

あの日の言葉にならなかった想いを。松山の空は、思っていたよりも青かった。坊っちゃんスタジアムの外野に伸びるスコアボードを遠くに見ながら、俺は歩いていた。65歳、久保田信一。定年はとっくに過ぎたけれど、警備員のバイトでまだ体を動かしてる。今の...
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阪神タイガース観戦記 2025年4月12日|21歳の僕が見た、阪神の若手と“重なる瞬間”──【阪神】9回裏 代走植田の神走塁

走る、という選択。〜阪神タイガース観戦記 2025.4.12「打たないと負ける。でも、走らなきゃ、同点にもならない。」あれはただの盗塁なんかじゃなかった。 甲子園で起きた、たった一歩が、今日の僕の気持ちを変えた。2025年4月12日。 朝か...
阪神タイガース観戦記

今日だけは、語らせてくれ〜阪神タイガース観戦記 2025.4.11

午前9時の時点で、俺の気持ちはもう甲子園に向かっていた。役場の庁舎に響くプリンター音も、住民課の窓口のざわつきも、まるで他人事。俺の脳内には「高寺スタメンあるか……?」という期待がぐるぐると渦巻いていた。職場のデスクでスポーツ新聞を開くわけ...
親子と野球

呼びかける声が届くまで 〜阪神タイガース観戦記 2025.4.3

「3人で野球とか、めっちゃ久しぶりやな」そう言って母がチケットを手渡してきたのは、1週間前、実家に帰省した夜だった。「3人」は、母と、僕と、ススムさん。去年の夏に結婚した母の再婚相手で、大工のススムさんは、たぶん不器用だけど、たぶん優しい。...
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ライトスタンドへの号砲、心に火が灯った夜

朝、洗濯機の中でシャツがぐるぐる回るのを眺めながら、春代はぼんやりしていた。ベランダの外、雲ひとつない空があまりにも澄んでいて、それがかえって、気持ちをどこにも置けなくさせていた。「たまには、一人になってもええやん」そう呟いて、自分の声に少...