甲子園に来ると、なんでやろな、ちょっとだけ自分がええ女になった気がするねん。
大阪・池田で生まれ育って、今は梅田の美容皮膚科で受付してる。日焼け止めの知識はプロ級やけど、今日は日傘もファンデもなし。推しの才木くんを全力で応援する日には、そんなもん、いらんのよ。
兄の正文とは、年の差が10以上もあんねんけど、小さい頃から野球をしてた兄を見て育った私はすっかり阪神ファン。
「初恋は桧山やろ」って、訳わからんこと言われて育った結果、私は今、才木浩人に夢中。
2023年のあのWBC壮行試合、大谷くんに打たれたあの悔しさ、そこからの成長で取り返したって話、あれを知ったら、そら惚れるやろ。
で、今日はその才木くんの先発。
兄がなんか朝からソワソワしてると思ったら、開幕セレモニーで渡瀬マキが『Every little thing』を生歌で歌ってくれて、もう涙ぐんでるやん。
「あかん、反則やこの演出……」
あの頑固で暑苦しい兄が、まさかの感涙。ええもん見せてもろたわ。
試合は、最初から最後まで投手戦。
ヤクルトの高橋投手、芸能に興味なく育った私でも、奥様が元AKBのともちんてことは知ってる。AKBとプロ野球って、そんなとこでつながってんのね。
才木くんはもう、抜群やった。
7回途中までゼロで抑えて、ピンチでも落ち着いてて。ストレートでグイグイ押してく姿に、心臓持ってかれそうになった。
スタンドのおっちゃんたちも「才木、ええ球やわ〜」って唸ってたし、まじで今日はいける思てた。
せやのに、8回表。サンタナのタイムリーで、とうとう均衡が破られてしもた。
あの瞬間、私の心にもヒビ入った気したわ。
しかも、その直後に才木くんに代打出されてん。打順回ってきて、「もしかして、まだ投げさせるんちゃうん」って期待してたら、代打・テルのコール。8回やしそらそうか。
そういえばテルは、なんでスタメンちごたんやろ。
あかんかった。あのとき、ほんま泣きそうやった。
勝ってほしかった。
あんなに投げて、あんなに守って、あんなに頑張った才木くんに。
ただ、1点。それだけでよかったのに。
試合はそのまま0-1で終わって、兄も「惜しかったなあ」って言いながら、帰りの階段を重たい足取りで降りてた。
でも私は、才木くんのピッチングが忘れられへんかった。
甲子園のライトが、やたら綺麗で。
さっきまで才木くんが立ってたマウンドが、ちょっとだけ光って見えた。
「なあ、才木くんって、勝ち星なくても、かっこええな」って、兄に言うたら、
「せやけど、勝たせてあげたいわな」って返ってきた。
帰り道、ふと思った。
応援するって、なんやろなって。
きれいごとちゃうくて、勝ち負けだけでもなくて、あの1球、その瞬間を信じることやったんかもな、って。
来週の火曜日も、才木くんは投げるやろ。
私は、ずっと才木くん推しやで。
【今日のスコア】
2025年4月8日(火)@甲子園球場
阪神 0 − 1 ヤクルト
📘この記事は「TIGERS STORY BLOG」の投稿です。
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