甲子園球場】村上好投&若手リレー!阪神らしくない強さに酔った夜【阪神タイガース観戦記|2025年4月11日】

阪神タイガース観戦記

待ち望んだ一勝。
阪神らしくないほど手堅く、若手のリレーでつかみ取った最高の夜。

今日だけは、語らせてくれ ~阪神タイガース観戦記 2025年4月11日

午前9時の時点で、俺の気持ちはもう甲子園に向かっていた。

役場の庁舎に響くプリンター音も、住民課の窓口のざわつきも、まるで他人事。
俺の脳内には「高寺スタメンあるか……?」という期待がぐるぐると渦巻いていた。

職場のデスクでスポーツ新聞を開くわけにもいかんから、スマホでスタメン予想をこそこそチェック。
自分でも呆れるくらい浮き足立っていた。


そして午後、ついに来た。2025年、初めての現地観戦。
嫁も付き合ってくれるというので、ちょっと気合い入れて大山のユニフォームを新調した。

スタンドに着くと、発表された3番サード・佐藤輝明の名前。
うん、これや、これが今の阪神や。若手を育てて、背負わせて、勝たせる。
これが“阪神イズム”やと、胸の中でうなずいた。


ところが1回表。あっさり先制されて、「ああもう今日アカンやつや」とすねていた俺に、
すぐさま反撃の雄叫びが降ってきた。

中野の出塁から、スタメン復帰したテルが繋ぎ、そこからの大量4得点。
やっぱり『1』以上の数字がスコアボードに並ぶと嬉しい。
昨日までのヤクルト戦を見ているから尚更。しかも相手は大エース・高橋や。

久しぶりに、「阪神らしくない阪神」ってやつを見せてもらった。


5回。村上が1点返されて、ちょっと不穏な空気が流れる。
でもその裏、木浪、坂本と粘っての追加点。

派手ではないけど、こういう得点の仕方こそ好きやねん。
“仕事人”って感じがする。目立たへんけど、しっかりやる。
理想の公務員像かもしれんな(俺含めて)。


6回には及川がマウンドに上がり、相手を3者連続三振。
たまらず両手で拍手した俺の姿を、嫁が「子どもか」と笑ったけど、構わん。

8回には石井も完璧な投球。これも3者連続三振。

「どうや、見たか。ウチの若手リリーフ陣」

もはや誰に言っているのかわからないが、気持ちは高ぶっていた。


試合はそのまま6−3で勝利。
村上は今季3勝目、打線も繋がったし、投手陣も盤石。言うことなし。

妻との帰りの阪急電車。

ぼーっとしてたら、少し冷えた空気が肩に触れた。
今夜はあったかいものでも飲もう。甲子園の勝利を、ゆっくり噛み締めながら。

【今日のスコア】

2025年4月11日(金)@甲子園球場
阪神 6 − 3 中日

📘この記事は「TIGERS STORY BLOG」の投稿です。


コメント

タイトルとURLをコピーしました